岡山市のふじおか歯科・矯正歯科。出来る限り痛くない歯医者、先端機器によるインプラント治療。

コラム

審美歯科・ホワイトニング

審美歯科と一般歯科の5つの違い│メリットとデメリット・治療の種類別の費用相場

審美歯科と一般歯科の5つの違い│メリットとデメリット・治療の種類別の費用相場

口元の見た目は印象を左右するだけでなく、自信や笑顔にもつながる大切なものです。

歯の治療を考えたときに「審美歯科と普通の歯医者は何が違うの?」「自分はどちらに行くべき?」と迷っている方も多いでしょう。

ホワイトニングやセラミックなど見た目を重視した治療は自費診療で高額になるため、費用だけでなくさまざまな点で比較し、自分に合った治療を受けることが大切です。

この記事では、審美歯科と一般歯科の違いをはじめ、審美歯科でできる治療内容や費用相場、メリット・デメリットについて詳しく解説します。

ぜひ最後まで読んで、自分に合った治療選びの参考にしてみてください。

審美歯科とは?

審美歯科とは?

審美歯科とは、歯や口元の「見た目の美しさ」に注目した総合的な歯科治療のことです。

「審美歯科」という名称から誤解されることもありますが、単に「見た目だけを整える治療」ではありません。

虫歯や歯周病を治す、噛む機能を取り戻すといった機能の回復に加えて、「歯の色・形・大きさ・歯並びを理想に近づける」という審美的な改善も同時に追求するのが審美歯科です。

機能的には大きな問題がなくても、歯並びや歯の形、歯や歯肉の色、銀歯などはコンプレックスやお悩みにつながることもあります。

口元のコンプレックスが解消されることで笑顔に自信が持てるようになり、生活の質の向上につながるという精神的なメリットが期待できることも、審美歯科の特徴です。

審美歯科と一般歯科の主な違い

審美歯科と一般歯科の主な違い

審美歯科と一般歯科は、どちらも歯科医院ですが、治療の目的・内容・使用素材・費用など、さまざまな面で違いがあります。

ここからは、審美歯科と一般歯科の主な違いについて詳しく解説します。

治療目的

一般歯科の主な目的は、虫歯や歯周病などの病気を治すことです。

虫歯・歯周病の治療や、噛み合わせの改善などの口腔機能の回復、痛みを取り除き、口の中を健康な状態に戻すといった処置を行います。

一方、審美歯科では機能の回復に加えて、見た目の美しさの向上も重視して治療を行います。

歯の黄ばみが気になる、銀歯を白い歯に替えたい、歯並びを整えたいといった「より美しくする」という要望にも応えるのが審美歯科の役割です。

治療内容

一般歯科では、虫歯の治療、詰め物・被せ物、歯周病治療、抜歯、入れ歯の作製など、口腔内の健康を守るための治療が中心です。

審美歯科では、これらの一般歯科的な治療に加えて、セラミック治療、ラミネートベニア、ダイレクトボンディング、ホワイトニング、歯列矯正、ガムブリーチ(歯肉の黒ずみ治療)など、見た目を改善するための幅広い施術が受けられます。

審美性(見た目の美しさ)

審美歯科と一般歯科の大きな違いが、見た目の美しさです。

一般歯科では使える材料は銀歯やレジンといった保険診療で定められたものに限られ、周囲の天然歯と調和せず、目立ってしまうことがあります。

一方、審美歯科では、制限なくさまざまな種類の素材から患者さまの希望に合ったものを選択できます。

自然な透明感のあるセラミックなどの素材を使用し、歯の形・色・透明感・大きさなどにこだわるなど、より高い審美性を目指すことが可能です。

精度

審美歯科では、機能性と仕上がりの美しさを両立させるために、より高精度な治療技術と設備が求められます

歯の色や大きさ、形などは患者さま一人ひとり異なり、周囲の天然歯との調和を考慮しながら、慎重に色調や形状を調整しなければなりません。

そのため、詰め物・被せ物を製作する歯科技工士の技術力も、仕上がりの精度を左右する重要な要素です。

また、審美歯科では精度の高い治療が求められるため、細部まで拡大して確認できるマイクロスコープ、精密な型取りを可能にする口腔内スキャナー、正確な診断をサポートする歯科用CTなども必要です。

クリニック選びの際には設備面も確認するといいでしょう。

費用(保険診療・自費診療)

一般歯科での治療(虫歯治療、抜歯、歯周病治療など)は保険が適用されるケースが多く、患者さまの自己負担は1〜3割程度に抑えられます。

一方、審美歯科は、見た目の改善が目的となるため、基本的には保険適用外の自費診療となります。

審美歯科でできる主な治療と費用相場

審美歯科でできる主な治療と費用相場

審美歯科では、歯の色・形・歯並びなどを改善するためのさまざまな治療があります。

以下は、各施術と費用相場の目安です。

治療名 費用相場
セラミック治療 約10万〜15万円(1本あたり)
ラミネートベニア 約5万〜15万円(1本あたり)
歯列矯正 約60万〜170万円
ダイレクトボンディング 約2万〜5万円(1本あたり)
ホワイトニング 約2万〜10万円
ガムブリーチ 約1万〜3万円
ガミースマイルの治療 歯周外科:約20〜40万円
ボトックス注射:約1〜5万円

ここからは、代表的な治療の内容と費用相場について詳しく解説します。

セラミック治療(白い被せ物・詰め物)

セラミック治療とは、天然歯に近い白さと透明感を持つセラミック素材の被せ物・詰め物を使用する治療です。

金属を一切使用しないオールセラミックや、強度に優れたジルコニアなど、素材には豊富な種類があります。

見た目が自然なことのほかにも、セラミックは変色や劣化が起こりにくく、プラーク(歯垢)が付着しにくい素材のため、口腔内の衛生状態を保ちやすいメリットもあります。

使用する素材や治療箇所によって異なりますが、費用相場は1本あたり約10万〜15万円程度が一般的です。

ラミネートベニア

ラミネートベニアとは、歯の表面をごく薄く削り、付け爪のように薄いセラミック製のチップを貼り付けて見た目を改善する治療です。

歯の黄ばみや変色、軽度な歯並びの乱れ、すきっ歯など、幅広い審美的な悩みに対応できます。

歯を大きく削る必要がないため、歯への負担を抑えながら、美しい仕上がりを目指せることが特徴です。

費用相場は1本あたり約5万〜15万円程度が目安です。

歯列矯正

歯列矯正は、歯並びや噛み合わせを整える治療です。

見た目の改善はもちろん、噛み合わせが整うことで食事がしやすくなる・発音が改善されるなど、機能面でのメリットも多くあります。

歯列矯正というと、金属のワイヤーを装着するワイヤー矯正を想像する方が多いかもしれませんが、透明で目立ちにくい「マウスピース矯正(インビザラインなど)」、歯の裏側に装着するため装置が見えにくい「裏側矯正」といった方法もあります。

歯列矯正の費用相場は60万〜170万円が目安ですが、範囲や症例、装置によっても異なるため詳細は歯科医院で相談してみましょう。

ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングとは、レジン(歯科用プラスチック)を歯に直接盛り付け、自然な形・色に仕上げる治療です。

歯を削る量を抑えつつ、すきっ歯やホワイトスポット(白いまだら模様)・欠けた歯の修復などさまざまな治療ができます。

費用相場は1本あたり約2万〜5万円程度となります。

ホワイトニング

ホワイトニングは、専用の薬剤(過酸化水素など)を使って歯を本来の色以上に白く漂白する治療です。

コーヒーや紅茶、ワインなどによる着色汚れや、加齢による黄ばみの改善に効果が期待できます。

ホワイトニングには主に3種類あり、それぞれの費用目安は以下の通りです。

  • オフィスホワイトニング(歯科医院で施術)……2万〜5万円
  • ホームホワイトニング(自宅で行う)……2万〜3万円
  • デュアルホワイトニング(オフィスとホームを組み合わせる)……4万~10万円

ガムブリーチ(歯肉の黒ずみ治療)

ガムブリーチはガムピーリングとも呼ばれ、歯肉の色を本来のピンク色に改善することを目的とした治療です。

専用の薬剤やレーザーを使い、歯肉の黒ずみの原因となるメラニン色素を除去して、歯肉の色を改善します。

ガムブリーチは、1万〜3万円程度が費用相場です。

ガミースマイルの治療

審美歯科では、ボトックス注射や歯周外科によってガミースマイルの治療も可能です。

ボトックス注射では、笑うときに上唇を引き上げすぎる筋肉に薬剤を注入し、筋肉の動きを一時的に緩めることで歯肉の露出を抑えます。

歯周外科では、歯肉切除によって歯の露出面積を正常に近づけたり、粘膜切除・縫合を行うことで、唇を上がりにくくし、ガミースマイルを改善に導きます。

ボトックス注射は約1〜5万円、歯周外科は約20〜40万円が費用相場です。

審美歯科のメリット

審美歯科のメリット

審美歯科には、見た目の改善だけでなく、口腔内の健康維持や機能の向上など、さまざまな面でメリットがあります。

ここからは、審美歯科の主なメリットについて詳しく解説します。

より美しい口元を目指せる

審美歯科の大きなメリットが、歯の色・形・歯並びなどを改善し、理想の口元を目指せることです。

ホワイトニングで歯の黄ばみを白くしたり、セラミック治療で歯の色や形を整えたりと、一般歯科の保険診療では対応が難しい悩みにもアプローチできます。

「周囲の天然歯と馴染む色にしたい」「全体的にもっと歯を白くしたい」など、患者さま一人ひとりのご希望に合わせた治療ができることも、審美歯科の魅力の一つです。

コンプレックスを解消でき、自信につながる

「歯並びが気になって笑うときに気になる」「鏡を見る度に歯の黄ばみが気になる」など、お口元のお悩みを抱えている方は少なくありません。

審美歯科の治療でコンプレックスが解消されると、笑顔や会話に対する抵抗感が減ったり、自信につながる効果も期待できます。

審美治療は口元だけでなく、日常生活全体の質を高めるきっかけにもなります。

機能性を高められる

審美歯科の治療は、噛む力・発音・消化機能など、機能面にも良い影響があります。

例えば、矯正治療で歯並びや噛み合わせを整えることで、「発音がスムーズになる」「しっかりと噛めるようになり胃腸への負担が軽減される」といったメリットが期待できます。

口腔内の健康維持につながる

セラミックは銀歯と比較してプラーク(歯垢)が付きにくく、表面が滑らかなため口腔内を清潔に保ちやすいという特徴があります。

矯正治療で歯並びが整うと歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを抑えることにもつながります。

また、審美歯科治療を受けると、患者さま自身の口腔ケアへの意識が自然に高まりやすいこともメリットです。

「この状態を維持したい」と思うことで、日常の歯磨きや定期的なメインテナンスへの取り組みが自然と積極的になり、その結果、長期的な口腔内の健康維持につながります。

金属アレルギーのリスクを軽減できる

保険診療で使用される銀歯には、パラジウムやニッケルといった金属が含まれており、金属アレルギーの症状を引き起こすリスクがあります。

審美歯科で使用されるセラミックやジルコニアは金属を含まない素材のため、金属アレルギーが心配な方にも向いています

ただし、中にはメタルボンド(金属フレームにセラミックを焼き付けた被せ物)のように金属を使用するものもあるため、前もって確認しましょう。

審美歯科のデメリット

審美歯科のデメリット

メリットが多い審美歯科ですが、いくつかのデメリットもあります。

満足のいく治療にするためにも、デメリットについても前もって確認しておきましょう。

保険が適用されず費用が高額

審美歯科の治療は基本的に保険が適用されない自費診療となり、保険診療と比べて高額になります。

自費診療の費用は歯科医院ごとに異なるため、前もって見積もりを確認しておきましょう。

方法によっては歯に負担がかかる

治療によっては、歯に一定の負担がかかる場合があります。

例えば、セラミックの被せ物やラミネートベニアを装着するためには、歯をある程度削る必要があります。

もちろん歯への負担を考慮して処置が行われますが、デメリットや注意点も十分理解したうえで検討しましょう。

定期的なメインテナンスが必要

審美歯科の治療は一度行えば終わりではなく、長持ちさせるために定期的なメインテナンスを受ける必要があります

例えばホワイトニングの場合、少しずつ色が戻っていくため、白さを維持するためには定期的な施術が必要です。

また、セラミック自体は人工物であり虫歯にはなりませんが、土台となる歯は虫歯になる可能性があります。

天然歯と人工物の境目は汚れが溜まりやすく、ケアが不十分だと虫歯が進行するリスクがあるため、日々のセルフケアに加え、歯科医院でメインテナンスを受けて予防に努めることが大切です。

審美歯科についてのよくある質問

審美歯科についてのよくある質問

ここでは、審美歯科についてのよくある質問を紹介します。

Q:審美歯科や一般歯科は医療費控除の対象になる?

A:「治療目的」であれば、医療費控除の対象になることがあります。

例えば、虫歯で削った歯の修復にセラミックの被せ物を使用した場合、機能回復が目的のため、医療費控除の対象になる可能性があります。

一方、純粋に見た目の改善のみを目的としたホワイトニングやラミネートベニアなどは、医療費控除の対象外とされるケースが一般的です。

医療費控除を使用すれば実質的な費用負担を軽減できるため、医療費控除の対象となるかどうか、歯科医師に確認してみましょう。

Q:銀歯・レジン・セラミックの違いは?

A:銀歯・レジン・セラミックでは、素材の特徴や審美性、耐久性などに違いがあります

銀歯(金属)は保険診療で一般的な素材で、安価であるものの目立ちやすく、経年劣化によって変形を起こしたり、金属が溶け出して歯肉の黒ずみ(メタルタトゥー)の原因になることがあります。

レジン(歯科用プラスチック)は、保険適用が可能なものもあります。

白い素材ですが、セラミックと比較すると耐久性や強度で劣り、プラスチックで吸水性があるため変色や摩耗が起こりやすい傾向にあります。

セラミックは費用は高くなるものの、天然歯に近い色調・透明感を再現でき、汚れが付きにくく変色しにくいことが特徴です。

セラミックは硬い素材で寿命は10〜15年ほどと長持ちする傾向にありますが、強い力がかかると欠けたり割れたりする可能性があるため、歯ぎしりや食いしばりがある場合はナイトガード(マウスピース)を装着するなどして対策しましょう。

まとめ

一般歯科が機能の回復を主とするのに対し、審美歯科は機能性と審美性の両方を追求した治療を行います。

費用や審美性、精度などさまざまな違いがあるため、ご自身の希望や状態に合わせてどちらを選ぶか検討しましょう。

岡山駅西口より徒歩9分の『ふじおか歯科・矯正歯科』では、審美性だけでなく、生物学的・構造的・機能的・永続的といった観点にこだわった治療を行っています。

各種審美治療のご相談は無料で行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

記事監修者

ふじおか歯科・矯正歯科 院長 藤岡 直也

ふじおか歯科・矯正歯科 院長

藤岡 直也

  • 日本顎咬合学会認定医
  • 国際口腔インプラント学会ISOI認定医
  • 日本口腔インプラント学会 会員
  • ILSC即時荷重研究会 理事
  • Study Group Make A Line 理事
  • 北九州アライナー咬合学研究会 理事
  • MEGAGEN IMPLANT 公認インストラクター
  • Align Educator(インビザラインオフィシャルスピーカー)

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審美歯科・ホワイトニング

審美歯科で医療費控除の対象になるケース・対象外のケースを解説

審美歯科で医療費控除の対象になるケース・対象外のケースを解説

「審美歯科の治療費って、医療費控除の対象になるの?」
「セラミック治療の費用を抑えたい」
「ホワイトニングで医療費控除は申請できる?」

見た目の美しさも追求する審美歯科の治療は保険適用外のため費用が高額になりやすく、「少しでも負担を軽くしたい」とお考えの方は多いでしょう。

審美歯科の治療であっても、症例によっては医療費控除の対象になることがあります。

ただし、すべての治療が対象になるわけではないため、どのような場合に対象になるのか知っておくことが大切です。

この記事では、審美歯科で医療費控除の対象になるケース・対象にならないケースについて解説します。

申請手順、還付金の計算方法も合わせて紹介するため、審美歯科の費用負担を抑えたいとお考えの方は記事をチェックしてみてください。

審美歯科も症例によっては医療費控除の対象になる

審美歯科も症例によっては医療費控除の対象になる

審美歯科は「美容目的だから医療費控除の対象外」と思われがちですが、自費診療であっても、治療の目的によっては医療費控除の対象となる可能性があります。

例えば、虫歯や歯の欠損を補うためのセラミック治療やインプラントは、見た目の改善だけでなく機能回復も伴うため、控除対象として認められるケースが多いです。

審美歯科の詰め物・被せ物やインプラントの上部構造(人工歯)として用いられる「セラミック(ポーセレン)」や、金のような治療材料も、以下のように医療費控除の対象として認められています。

現在、金やポーセレンは歯の治療材料として一般的に使用されているといえますから、これらを使った治療の対価は、医療費控除の対象になります。

引用:国税庁『No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例


一方で、単に見た目を白くするホワイトニングのように、機能的な問題を伴わない「純粋な美容目的」の場合は、医療費控除の対象外です。

この判断は患者様ごとの症状や治療内容によって異なるため、自己判断ではなく歯科医師に事前に確認しましょう。

審美歯科で医療費控除の対象になるケース・対象にならないケース

審美歯科で医療費控除の対象になるケース・対象にならないケース

では、どのようなケースであれば審美歯科で医療費控除の対象になるのでしょうか?

ここからは、対象になるケースと対象にならないケースについてそれぞれ詳しく見ていきましょう。

対象になるケース:治療目的の場合

審美歯科であっても、歯の機能回復や健康維持を目的とした治療であれば、医療費控除の対象になる可能性があります。

例えば、以下のようなケースです。

セラミック治療(詰め物・被せ物) 虫歯や歯の破折などによって損傷した歯の治療のためにセラミックやジルコニアなどの素材を使用した場合
インプラント治療 虫歯や歯周病などで歯を失い、歯の機能回復を目的に治療する場合
矯正治療 噛み合わせの改善や、発育段階にある子どもの不正咬合(歯並びの乱れ)の改善を目的とした矯正治療の場合

治療にかかった費用(検査・診断・処置など)のほか、治療のための通院に利用した電車・バスなどの交通費も医療費控除の対象になります。

ただし、自家用車のガソリン代や駐車場代は対象外となるため注意しましょう。(タクシー代は原則不可だが、病状などやむを得ない事情がある場合のみ認められる場合あり)

対象にならないケース:美容目的・予防の場合

一方、健康上の必要性がなく、見た目の改善や予防を目的とした施術は医療費控除の対象外となります。

代表的なケースは以下の通りです。

審美目的のみのセラミック治療 「銀歯を白くしたい」「歯の形・色をきれいにしたい」という審美目的のみの場合は対象外
美容目的の矯正治療 歯並びをきれいに見せたいという見た目の改善のみが目的の場合は対象外
ホワイトニング 機能回復や健康維持を目的とした治療ではないため対象外
予防目的の処置・健康診断 予防目的のクリーニング・PMTC・歯石除去などは対象外

(治療の一部として行う場合は医療費控除の対象)

自分の治療が対象になるかどうか、患者様自身で判断することは難しいため、担当の歯科医師に詳しく聞いてみましょう。

医療費控除とは

医療費控除とは

会社員やパート、アルバイトの方は会社が年末調整を行うため、「確定申告や医療費控除をしたことがない」という方も多いかもしれません。

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、税金の負担を軽くできる制度です。

ここからは、医療費控除の基本的な仕組みと、利用に必要な手続きについて詳しく解説します。

税金の還付が受けられる制度

医療費控除とは、自分や生計を共にする家族が1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費の合計が一定額を超えた場合に、超えた分の金額を所得から差し引くことができる制度です。(上限額200万円まで)

課税対象となる所得が少なくなることで税負担が軽減され、会社員など給与から税金が天引きされている方の場合は、払いすぎた税金を「還付金」として受け取れます。

また、翌年の住民税も軽減されるため、負担を減らしたい場合は不備のないよう手続きしましょう。

確定申告が必要

医療費控除を受けるためには、確定申告による申請が必要です。

年末調整では手続きできないため、忘れずに自分で申告しましょう。

もしも申告を忘れてしまった場合でも、過去5年間までさかのぼって申請できるため、以前に受けた審美歯科治療の費用も対象になる可能性があります。

医療費控除のやり方

医療費控除のやり方

医療費控除のやり方は、主に以下の4つのステップで進めます。

  1. 必要書類を揃える
  2. 医療費明細書を作成する
  3. 確定申告書を作成し、税務署へ提出する
  4. 還付金を受け取る

ここからは、それぞれの項目を詳しく解説します。

1:必要書類を揃える

医療費控除を行う際は、最初に以下の必要書類を揃えましょう。

  • 医療費の領収書
  • 医療費通知(医療費のお知らせ)
  • 源泉徴収票
  • 交通費の記録
  • マイナンバーカードが確認できる書類
  • 医療費控除の明細書
  • 確定申告書

領収書は申告時に提出する必要はありませんが、5年間は必ず保管しておく必要があります。

家族の分の医療費がわかる書類も合わせて揃えておきましょう。

2:医療費明細書を作成する

必要書類が揃ったら、次は医療費控除の明細書に1年間の医療費の内訳を記入します。

領収書や明細書をもとに、支払った医療費、クリニックの名称などを記入していきましょう。

3:確定申告書を作成し、税務署へ提出する

明細書の作成が完了したら、確定申告書を作成して税務署へ提出します。(e-Tax・郵送・税務署へ持参のいずれか)

確定申告に「難しそう」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」から案内に沿って入力を進めれば自動で計算・反映されるため、初めての方もスムーズに手続きしやすいでしょう。

確定申告の受付期間は原則として毎年2月16日〜3月15日ですが、医療費控除のような還付申告は、医療費を支払った翌年の1月1日から申請が可能です。

確定申告期間は税務署が非常に混み合うため、混雑を避けたい場合は早めに申請するといいでしょう。

4:還付金を受け取る

還付金は、確定申告書に記載した口座に振り込まれます。

振り込まれるタイミングの目安は1ヶ月〜1ヶ月半ほどとされていますが、e-Taxでオンライン申請した場合は書面提出より処理が早く、3週間程度で振り込まれるケースもあります。

審美歯科の医療費控除でいくら戻る?計算方法

審美歯科の医療費控除でいくら戻る?計算方法

医療費控除を申請すると所得税は還付金として戻り、住民税は翌年6月以降に減額されます。

所得税の還付金および住民税の軽減額の計算式は、以下の通りです。

  • 【医療費控除額】1年間に支払った医療費の合計 − 保険金等で補填された金額 − 10万円(または総所得金額の5%のいずれか少ない方)
  • 【所得税の還付金の目安】医療費控除額 × 所得税率
  • 【住民税の軽減額】医療費控除額 × 10%

例えば【年収500万円・インプラント治療50万円・所得税率10%(保険金等で補填された金額なし)】の場合、所得税の還付金は約4万円、住民税の軽減額は約4万円になります。

なお、上記はあくまで目安の計算例であり、各控除や所得税率によって実際の還付額は変わります。

医療費控除以外で審美歯科の費用を抑える方法はある?

医療費控除以外で審美歯科の費用を抑える方法はある?

ここからは、医療費控除以外で審美歯科の費用を抑える方法をいくつか紹介します。

分割払いやデンタルローンで1回あたりの費用を抑える

治療費を一括で支払うのが難しい場合、分割払いやデンタルローンを利用することで、1回あたりの支払い負担を抑えることが可能です。

ただし、金利や手数料が発生するため、総支払額が増える点に注意しましょう。

ホワイトニングはコースメニューを選ぶ

ホワイトニングを検討している場合、単発の施術を繰り返すよりも、コースメニューを選択した方が1回あたりの費用を抑えられる可能性があります。

歯科医院によってはコースメニューを用意しているところもあるため、料金表を確認してみましょう。

ふじおか歯科・矯正歯科でも、ホワイトニングのコースをご用意しています。

複数の歯科医院を比較する

審美歯科は自費診療となり、料金設定が歯科医院ごとに異なります。

複数の歯科医院でカウンセリングや見積もりを取って比較することで、費用を抑えることにつながるでしょう。

費用を抑えられる素材・治療法を選ぶ

審美歯科の治療には、素材や方法によって費用に幅があります

同じ治療でも、選択する素材によって費用が異なるため、歯科医師と相談しながら自分の希望と予算に合ったものを選ぶことが大切です。

例えば、奥歯など目立ちにくい部位には費用が抑えられる素材を、前歯など見た目が重視される部位には審美性の高い素材を選ぶなど、部位や優先順位に応じて使い分けるのも一つの選択肢です。

審美歯科の医療費控除についてのよくある質問

審美歯科の医療費控除についてのよくある質問

ここでは、審美歯科の医療費控除についてのよくある質問を紹介します。

Q:セラミック治療で医療費控除は使える?

A:虫歯や折れてしまった歯の回復など、治療目的であれば、医療費控除の対象になります

国税庁もセラミック(ポーセレン)を「歯の治療材料として一般的に使用されている素材」と認めており、機能回復を目的とした使用であれば申請可能です。

Q:ホワイトニングで医療費控除は使える?

A:ホワイトニングは歯を白く美しく見せることを目的とした審美目的の施術であり、医療費控除の対象になりません

オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニングなど、種類を問わずすべてのホワイトニングが医療費控除の対象外となります。

Q:分割払いやデンタルローンでも医療費控除は可能?

A:支払い方法が分割払いやデンタルローンであっても、治療目的であれば医療費控除の対象になります。

ただし、分割払いやローンに伴う金利・手数料の部分は控除の対象外です。

まとめ

審美歯科の治療は、見た目の改善だけでなく、噛み合わせや口腔機能の向上にもつながる大切な治療です。

高額になりやすい費用も、医療費控除を上手に活用することで実質的な負担を軽減できる可能性があります。

領収書をしっかり保管しておき、忘れずに確定申告を行って負担を軽減しましょう。

岡山駅西口徒歩約9分の『ふじおか歯科・矯正歯科』では「生涯を通じて自分の口でしっかり噛み、食事を楽しめること」を願い、患者様一人ひとりのお口全体を丁寧に診る「一口腔一単位」の治療を大切にしています。

セラミックやインプラント、矯正治療など、審美性と機能性を両立した治療計画を担当の歯科医師がわかりやすくご説明します。

「医療費控除の対象になるか知りたい」「費用について相談したい」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。

記事監修者

ふじおか歯科・矯正歯科 院長 藤岡 直也

ふじおか歯科・矯正歯科 院長

藤岡 直也

  • 日本顎咬合学会認定医
  • 国際口腔インプラント学会ISOI認定医
  • 日本口腔インプラント学会 会員
  • ILSC即時荷重研究会 理事
  • Study Group Make A Line 理事
  • 北九州アライナー咬合学研究会 理事
  • MEGAGEN IMPLANT 公認インストラクター
  • Align Educator(インビザラインオフィシャルスピーカー)

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審美歯科・ホワイトニング

審美歯科の正しい選び方│9つのポイントと治療の種類

審美歯科の正しい選び方│9つのポイントと治療の種類

審美歯科は見た目の美しさを整えるだけでなく、第一印象や自信にも影響する治療です。

しかし、原則として自由診療となり費用も高額になるため、「どの歯科医院を選べばよいのか分からない」「失敗したくない」とお悩みの方も多いでしょう。

審美歯科治療は、どの歯科医院で受けても同じ結果が得られるわけではなく、歯科医師の技術力や知識、使用する素材、優れた歯科技工士との連携などさまざまな要素が仕上がりに影響します。

後悔しないためにも、歯科医院選びは慎重に行うことが大切です。

この記事では、審美歯科選びで失敗しないための9つのポイント、治療の種類やメリット・デメリットなどについて詳しく解説します。

満足度の高い治療を受けるために、ぜひ記事を参考にしてみてください。

審美歯科の選び方の9つのポイント

審美歯科の選び方の9つのポイント

審美歯科は医院ごとに得意分野や治療方針が異なるため、「費用が安いから」「近所にあって通いやすいから」という理由だけで審美歯科を決めてしまうと、思わぬ後悔につながってしまうかもしれません。

ここでは、失敗を避けるために押さえておきたい重要なポイントを紹介します。

豊富な症例数があり医師の技術力が高い

審美歯科は、高い審美感覚と繊細な技術力が求められる分野です。

特にセラミック素材は他の素材に比べて接着や形を整えるのが難しい傾向にあるため、歯科医師の経験が仕上がりに影響します。

歯科医院を選ぶ際は、歯科医師の経歴や症例数、症例写真をチェックしましょう。

症例数が豊富な医師は、それだけ多くの患者さまの悩みに向き合ってきた実績があり、さまざまなケースに対応できる技術力を持っている可能性が高いと考えられます。

HPに掲載されていない場合でも、カウンセリング時に伝えればビフォーアフターの症例写真を見せてくれるでしょう。

また、学会への参加や研修実績なども、歯科医師の技術への姿勢を判断する材料にできます。

見た目だけでなく噛み合わせを考慮した治療ができる

審美歯科は「見た目をキレイにする治療」というイメージが強いですが、長期的に美しさを保つためには、噛み合わせへの配慮が欠かせません。

歯の形や被せ物の高さが少しでも合っていないと、噛み合わせのバランスが崩れ、顎関節症や他の歯のトラブルを引き起こすリスクがあります。

歯の健康を長く維持するためにも、見た目だけでなく噛み合わせを含めたトータルな視点で治療できる歯科医院を選びましょう。

審美性に高いこだわりがある

技術や経験のほか、歯科医師の「審美的センス」も治療結果に影響します。

「思っていたイメージと違う」と感じる結果にならないよう、歯の色・形・大きさのバランス、歯肉のライン、笑顔になったときの印象など、細部にまでこだわりを持った治療を行っているか確認することをおすすめします。

カウンセリングで治療の希望を具体的に伝えた際、医師がどれだけ真剣に向き合ってくれるかどうかも、見極めのポイントにできます。

複数の治療の選択肢がある

審美歯科にはホワイトニング・セラミック治療・ラミネートベニア・歯列矯正など、さまざまな選択肢があります。

患者さまのお口の状態や予算、希望する仕上がりによって適した方法は異なるため、1つの治療法しか提案できない歯科医院よりも、複数の選択肢を比較・提案してくれる歯科医院のほうが、自分に合った治療を受けられる可能性が高いです。

患者さまとしても、複数の選択肢を十分比較したうえで選択した方が、満足度につながりやすいでしょう。

例えば、ホワイトニングでは改善が難しい変色も、ラミネートベニアやセラミック治療であれば改善可能なこともあります。

多くの審美歯科治療に精通した医師であれば、患者さまの状況に合わせた適切な治療を提案してくれるでしょう。

治療のための設備が充実している

使用する設備や機器の質も、しっかりチェックしておきたいポイントです。

例えば、セラミックの被せ物をより精密に装着するには、肉眼では確認できないレベルの細部まで視野を拡大できる機器(マイクロスコープ/歯科用顕微鏡)が必要です。

セラミック素材と歯の間にわずかな差があると、虫歯のリスクが高まったり、セラミックが外れたりする原因になります。

現在の見た目をきれいにするだけでなく、「虫歯の再発を防ぎ、いかに長持ちさせるか」ということも、審美歯科では欠かせない点です。

設備はHPに掲載されていることが多いため、事前にHPを確認してみましょう。

メリットだけでなくデメリットやリスクの説明がある

審美歯科はお口元の見た目を美しくできることがメリットですが、デメリットやリスクが全くないわけではありません。

誠実な歯科医院であれば、治療の効果やメリット、費用などとあわせて、素材ごとの耐久性や割れ・欠けのリスク、治療後に気をつけるべき点なども、しっかりわかりやすく説明してくれるはずです。

リスクも含めて正直に説明してくれる医院は、患者さまを大切にしている証拠でもあります。

納得できないまま治療を進めることがないよう、メリット・デメリット両面の説明をきちんと受けたうえで判断しましょう。

丁寧なカウンセリングを行い、しっかりコミュニケーションが取れる

高い技術力を持つ歯科医師による施術でも、患者さまの希望と医師が描く仕上がりイメージがズレていると、「思っていた仕上がりと違った」「こんなはずじゃなかった」と後悔につながる可能性があります。

後悔を避けるためには、治療前にしっかりとしたカウンセリングで患者さまの希望・価値観・生活スタイルを丁寧にヒアリングしてくれるかどうかが非常に重要です。

カウンセリングの際は、治療内容や素材、費用やリスクの説明が具体的かどうかを確認しましょう。

院内が清潔な状態に保たれている

審美歯科に限りませんが、歯科医院内の衛生管理は、治療の質や安全性に直結する最低限の条件です。

治療内容によりますが、複数回の通院が必要になることもあるため、毎回安心して来院できる環境かどうかも大切なポイントといえます。

待合室や診療室が清潔に保たれているかなど、カウンセリング時に院内全体の環境をしっかり確認しておきましょう。

治療後のメンテナンスやアフターフォロー体制が充実している

美しい状態を長期間にわたって維持するためには、治療後のメンテナンスやアフターフォローも重要です。

保証制度がしっかりしている医院は、それだけ自院の治療の質に自信を持っているとも考えられます。

治療後の保証制度の有無や定期メンテナンスの内容、頻度についても前もって確認しておきましょう。

審美歯科とは?主な治療の種類

審美歯科とは?主な治療の種類

審美歯科とは、歯を健康にするだけでなく、口元の見た目を美しく整えることに注目した総合的な歯科治療です。

虫歯・歯周病の治療を主な目的とする一般歯科とは異なり、歯の色・形・歯並び・歯肉の状態などを総合的に改善し、口元全体の印象を高めることを重視しています。

ここでは、審美歯科で行われる主な治療の種類について詳しく解説します。

ホワイトニング

ホワイトニングは、歯科医院でのみ使える高濃度の薬剤を使用して漂白し、歯の色を明るくする治療です。

歯を削らずに行えるため、歯の負担を抑えながら白さを目指せます。

審美歯科のホワイトニングには「オフィスホワイトニング」と、自宅でマウスピースを使って行う「ホームホワイトニング」、両者を組み合わせた「デュアルホワイトニング」の3つの方法があります。

自分の悩みや生活スタイルに合った方法をカウンセリングで相談して選ぶことが大切です。

歯列矯正

歯列矯正(ワイヤー矯正、マウスピース矯正)は、歯並びや噛み合わせを改善することで、口元の審美性と機能性を同時に高める治療です。

ワイヤー矯正はブラケットやワイヤーを白や透明のものに変えることで、目立ちにくくすることが可能です。

また、歯の裏側に装置を装着する裏側矯正(舌側矯正)という方法もあります。

ワイヤー矯正の見た目が気になる場合は、透明で目立ちにくいマウスピース矯正(インビザラインなど)の選択肢もあります。

セラミック治療(白い被せ物・詰め物)

セラミック治療は、虫歯治療などで削った部分を、天然歯に近い透明感と自然な色調を持つセラミック素材の詰め物・被せ物で補う方法です。

保険診療で使用される銀歯などと比べて、審美性や生体親和性に優れています。

また、セラミック素材は汚れや細菌が付着しにくく、変色しにくいため、長期的に美しい状態を保ちやすいことも特徴です。

ラミネートベニア

ラミネートベニアとは、歯の表面をごくわずかに削り、薄いセラミックのチップを貼り付けることで歯の色・形・すき間などを改善する治療です。

歯全体を削って被せ物をするセラミッククラウンと比べ、歯へのダメージを抑えられる点が魅力です。

ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングとは、レジン(歯科用プラスチック素材)を直接歯に盛り付け、歯を修復する治療法です。

型取りが不要で、多くの場合1回の来院で治療が完了するため、通院回数を抑えて治療できます。

歯のすき間、欠けや摩耗、変色の改善といった幅広い用途に対応しています。

ガムブリーチ(歯肉の黒ずみ治療)

ガムブリーチ(ガムピーリング)とは、歯肉に沈着したメラニン色素を専用の薬剤で除去し、ピンク色で健康的な歯肉に改善することを目的とした治療です。

薬剤を歯肉に塗布するのみで痛みはほとんどなく、治療時間も10分ほどと短時間で済みます。

ホワイトニングやセラミック治療と組み合わせることで、口元全体の印象をより明るく健康的に見せる効果が期待できます。

審美歯科のメリット・デメリット

審美歯科のメリット・デメリット

審美歯科には、メリットとデメリットの両方があるため、どちらも正しく理解したうえで判断することが重要です。

主なメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット ・見た目が改善し、第一印象が良くなる
・コンプレックスの解消、自信の向上につながる
・機能面の改善が期待できる
・虫歯や再発リスクの低減につながる場合がある
デメリット ・自由診療のため費用が高額になる
・歯を削る処置が必要な治療もある
・経年劣化や再治療の可能性がある

岡山市のふじおか歯科・矯正歯科の審美治療の特徴

岡山市のふじおか歯科・矯正歯科の審美治療の特徴

ここでは、当院『ふじおか歯科・矯正歯科』の審美治療の特徴をいくつか紹介します。

デジタルマイクロスコープによる精度の高い治療

ふじおか歯科・矯正歯科では、最大80倍に拡大した患部を4Kモニターに表示できる「4K80倍高解像度デジタルマイクロスコープ」を導入しています。

被せ物と歯の境目に余分な隙間があれば、見た目の不自然さだけでなく、虫歯や歯周病のリスクを高める原因にもなりかねません。

当院では、デジタルマイクロスコープを活用して視野を最大80倍に拡大し、肉眼では見えないレベルの細かな部分まで確認することで、治療精度を高めることに努めています。

5つのポイントに配慮した審美性へのこだわり

ふじおか歯科・矯正歯科の審美治療は、単に「見た目をきれいにする」だけにとどまりません。

「審美性(見栄え)」はもちろんのこと、「生物学的(体の組織に馴染むこと)」「構造的(丈夫で壊れないこと)」「機能的(しっかりと噛めること)」「永続的(長持ちすること)」の点にもこだわって治療に取り組んでいます

治療前には十分な診査・診断を行ったうえで、必要に応じてワックスアップ(口腔模型)を作成し、治療後のイメージを患者さまと一緒に確認し、ご納得いただいてから治療を進めるという丁寧なプロセスを大切にしています。

「より美しく」を追求した丁寧な治療

ふじおか歯科・矯正歯科では、治療後の状態が天然の歯と見分けがつかないレベルを目指すという高い審美性へのこだわりを持っています。

被せ物を製作する際は周囲の歯との色・形の調和を追求し、歯と歯肉の境目も自然になるよう丁寧に治療するなど、細部へのこだわりを積み重ねています。

まとめ

審美歯科治療を受ける歯科医院を選ぶ際は、見た目の美しさだけでなく、噛み合わせや口腔内の健康にも十分配慮されているかをチェックすることが大切です。

今回紹介したポイントを参考に、ご自身に合った治療が受けられる歯科医院を探してみてはいかがでしょうか。

岡山駅西口より徒歩9分の『ふじおか歯科・矯正歯科』では、デジタルマイクロスコープを活用し、「審美性・生物学的・構造的・機能的・永続的」という5つの観点を重視した審美歯科治療を行っています。

プライバシーに配慮したコンサル室で治療内容・計画・費用を丁寧にご説明しておりますので、「歯の色や形が気になる」「口元のコンプレックスを解消したい」とお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。

記事監修者

ふじおか歯科・矯正歯科 院長 藤岡 直也

ふじおか歯科・矯正歯科 院長

藤岡 直也

  • 日本顎咬合学会認定医
  • 国際口腔インプラント学会ISOI認定医
  • 日本口腔インプラント学会 会員
  • ILSC即時荷重研究会 理事
  • Study Group Make A Line 理事
  • 北九州アライナー咬合学研究会 理事
  • MEGAGEN IMPLANT 公認インストラクター
  • Align Educator(インビザラインオフィシャルスピーカー)

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審美歯科・ホワイトニング

なぜ?ホワイトニングで歯が白くなる仕組み・歯科医院とサロンの効果の違い

なぜ?ホワイトニングで歯が白くなる仕組み・歯科医院とサロンの効果の違い

「最近、歯の黄ばみが気になってきた」
「ホワイトニングって本当に白くなるの?」
「どのホワイトニングが効果的なのかわからない」

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

ホワイトニングには歯科医院で行うものからサロン、市販品までさまざまな種類があり、それぞれ仕組みや得られる効果は異なります。

「なんとなく試してみたけれど、思ったほど白くならなかった…」という経験をされた方もいるかもしれません。

この記事では、ホワイトニングで歯が白くなる原理や仕組み、種類ごとの特徴、白くできない歯、白さを長持ちさせる方法まで詳しく解説します。

ホワイトニングとは

ホワイトニングとは

ホワイトニングとは、専用の薬剤を使って歯を漂白する処置のことです。

歯を削ったり、人工的な素材を貼り付けたりすることなく、本来の歯の色を明るくできる点が特徴です。

歯のクリーニングは、歯の表面に付着した汚れ(ステイン)を除去することはできますが、歯そのものの色を変えることはできません。

一方、ホワイトニングは歯の内部にまで薬剤が浸透し、色素そのものを分解・脱色(漂白)することで、本来の歯の色以上の白さを目指すことができます。

ホワイトニングで使用できる薬剤の成分・濃度は施術を行う場所によって法律で定められており、歯科医院とサロン・市販品ではホワイトニングの仕組みが根本的に異なります。

「どこで受けるか」によって期待できる効果に大きな差が出るため、各ホワイトニングの仕組みを正しく理解することが大切です。

そもそも歯の黄ばみの原因って?

そもそも歯の黄ばみの原因って?

なぜ、歯は黄ばんでしまうのでしょうか?

歯が変色する原因は大きく「内因性(歯の内側の変色)」と「外因性(歯の表面への着色)」の2種類に分けられます。

ここからは、それぞれの原因について詳しく解説します。

内因性:加齢による黄ばみ、歯の神経の治療、薬の影響

内因性の着色は、歯の内部組織の変化が原因です。

代表的なものが、加齢に伴う黄ばみです。

歯の表面を覆うエナメル質は年齢とともに少しずつすり減っていきます。

エナメル質が薄くなると、内側にある黄色みを帯びた「象牙質」が透けて見えるようになり、歯全体が黄ばんで見えるようになります。

また、象牙質そのものも加齢とともに色が濃くなる傾向があるため、二重の意味で歯の黄ばみが進みやすくなるのです。

このほか、神経を取り除いた歯(失活歯)は、時間とともに黒ずんでいきます。

テトラサイクリン歯といって、テトラサイクリン系抗生物質の影響によって変色してしまうこともあります。

外因性:食べ物・飲み物・喫煙による着色

外因性の着色は、歯の表面に色素が付着することで起こります。

コーヒー・紅茶・赤ワイン・緑茶などに含まれるポリフェノールやタンニンは、習慣的に摂取していると「ステイン(着色汚れ)」として蓄積されていきます。

カレーやトマトソースなども着色を引き起こしやすい食べ物です。

喫煙も大きな要因のひとつです。タバコのヤニ(タール)は粘着性が高く、歯の表面にこびりつきやすいため、他の着色汚れと比べて落ちにくい傾向があります。

外因性の着色の場合、歯科医院でのクリーニングで改善できる場合もあります。

ホワイトニングの仕組みは歯科医院とサロンで大きく異なる

ホワイトニングの仕組みは歯科医院とサロンで大きく異なる

「ホワイトニング」という言葉は同じでも、歯科医院で行う施術とサロン(セルフホワイトニング)では、使用できる薬剤も得られる効果も異なります。

「お金をかけたのに思うような変化がなかった…」と後悔しないためにも、それぞれの仕組みの違いについて知っておきましょう。

歯科医院のホワイトニング:歯を本来の色以上に白くする

歯科医院のホワイトニングは、「過酸化水素」や「過酸化尿素」という有効成分を含む薬剤を使用できることが大きな特徴です。

これらは医薬品に分類されており、歯科医院でのみ取り扱いができます。

過酸化水素や過酸化尿素には漂白作用があり、歯に浸透し、着色の原因となっている色素を化学反応によって分解することで歯を白くします。

また、歯科医院では施術前に虫歯や歯周病の有無を確認し、お口全体の状態を把握したうえでホワイトニングを行うため、ホワイトニングのトラブル防止にもつながります。

セルフやサロンのホワイトニング:表面の汚れの除去のみ

ホワイトニングサロンやエステサロンでは、歯科医師が在籍していないため、過酸化水素を含む薬剤を使用することはできません。

サロンで使用できる成分には漂白作用はなく、歯の表面に付着した着色汚れを除去することで、歯本来の色味に近づけることが目的になります。

つまり、サロンのホワイトニングは「歯を白くする」というよりも「汚れを落とす」と捉えるのが適切でしょう。

なぜ?歯科医院のホワイトニングで歯が白くなる仕組み

なぜ?歯科医院のホワイトニングで歯が白くなる仕組み

本来の色以上に歯を白くできる歯科医院のホワイトニングには、大きく分けて「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」「デュアルホワイトニング」の3種類があります。

ここでは、各ホワイトニングの仕組みと特徴について詳しく解説します。

オフィスホワイトニングで歯が白くなる仕組み

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師または歯科衛生士が施術する方法です。

高濃度の過酸化水素を歯の表面に塗布し、専用のLEDライトや光照射器を当てることで化学反応を促進し、歯の色素を分解して白くします。

オフィスホワイトニングは1回の施術でも白さを実感できる方もおり、結婚式や就職活動など「早く白くしたい」という方にも向いています。

ホームホワイトニングで歯が白くなる仕組み

ホームホワイトニングは、歯科医院で作製した専用のマウスピースに低濃度の過酸化尿素ジェルを入れて装着し、自宅でホワイトニングする方法です。

過酸化尿素は口腔内で分解されて過酸化水素と尿素へと変化し、時間をかけてゆっくりと歯を白くしていきます

オフィスホワイトニングよりも漂白作用が穏やかな薬剤を使用するため即効性は高くないものの、じっくり歯を白くしていくため、色戻りが起こりにくいメリットがあります。

デュアルホワイトニングで歯が白くなる仕組み

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせて行う方法です。

まず歯科医院でオフィスホワイトニングを行って歯を白くし、その後、自宅でホームホワイトニングを継続することで白さを高め、効果を長持ちさせます。

「早く白くしたい」というオフィスの即効性と、「白さを長く保ちたい」というホームの持続性を両立できるのがデュアルホワイトニングのメリットです。

2つを行うことで費用は高くなるものの、「できるだけ早く歯を白くしたい」「大切な予定に間に合わせたい」という場合には有効な方法です。

ホワイトニングで白くできない歯

ホワイトニングで白くできない歯

歯科医院でのホワイトニングは高濃度の薬剤を使った効果的な施術ですが、白くできない歯もあります。

ホワイトニングでの改善が難しいケースでは、セラミックのチップを歯の表面に貼り付ける「ラミネートベニア」や「セラミック治療(被せ物・詰め物)」など他の方法も検討できるため、歯科医院で相談してみましょう。

ここでは、ホワイトニングで白くできない歯についてそれぞれ紹介します。

詰め物・被せ物

過去に虫歯治療を受けた歯の詰め物や被せ物など、人工物にはホワイトニング薬剤は反応しません。

周囲の天然歯だけが白くなるため、施術後に周囲の歯と詰め物・被せ物の色に差が生じてしまうことがあります。

ホワイトニングをご希望の場合は、施術後に目立つ部分の詰め物や被せ物をセラミック素材に交換するなど、全体のバランスを考えた治療計画を立てることも検討しましょう。

神経がない歯

神経を抜く治療を受けた歯は「失活歯」と呼ばれ、時間の経過とともに黒っぽく変色することがあります。

神経がない歯の変色は歯の内側から起こるため、表面から薬剤を塗布する通常のホワイトニングでは改善が難しいです。

ただし、「ウォーキングブリーチ」という歯の内側から薬剤を作用させる特殊な方法や、セラミックの被せ物を検討する選択肢もあるため、歯科医師に相談してみましょう。

テトラサイクリン歯

テトラサイクリン歯とは、歯の形成期(0~12歳頃)のテトラサイクリン系抗生物質の服用により、黄色・茶色・灰色の変色や、縞模様の変色が見られる歯のことです。

症状によってはホワイトニングによってある程度白くできる可能性もありますが、色戻りが起こりやすい傾向にあります。

着色が強い歯

遺伝的な要因や内因性の原因によって重度の着色が見られる場合、ホワイトニングの効果が出にくかったり、効果が得られるまでに多くの回数が必要になったりすることがあります。

場合によっては、ラミネートベニアやセラミッククラウンなどの審美治療を検討した方がいいケースもあるでしょう。

ホワイトスポット

ホワイトスポットとは、歯の表面に見られる白い斑点のことです。

できる原因はさまざまで、初期虫歯(脱灰)が原因で起こることもあれば、歯の形成期に過剰なフッ素を摂取することで生じることもあります。(フッ素斑・斑状歯)

ホワイトニングを行うことで全体が明るくなり、白い斑点が目立ちにくくなるケースもありますが、反対にホワイトスポットが強調されるケースもあります。

ホワイトスポットがある場合は、口腔内の状態を詳しく診てもらってから適した方法を提案してもらいましょう。

ホワイトニングで手に入れた白さを持続する方法

ホワイトニングで手に入れた白さを持続する方法

ホワイトニングの効果は、生活習慣やセルフケアの質によって持続期間が変わります。

ここからは、白さを長持ちさせるための注意点を紹介します。

着色しやすい食べ物・飲み物を避ける

以下のような色の濃い飲食物は歯に着色しやすいため、摂取頻度を意識して減らすことが白さの維持につながります。

食べ物 カレー

トマトソース・ケチャップ・醤油・味噌・ソース

ブルーベリー・ぶどう、ざくろなど色の濃い果物

チョコレート・ココア など

飲み物 コーヒー

紅茶・緑茶・ウーロン茶

赤ワイン

コーラなどの色付き炭酸飲料 など

特に、オフィスホワイトニングは施術後24〜48時間、ホームホワイトニングは施術後1〜2時間は着色リスクが高くなるため注意が必要です。

色の濃い飲食物を摂取する際は、こまめに歯磨きをしましょう。

食べ方・飲み方を工夫する

着色を防ぐためには、食べ方や飲み方の工夫も有効です。

例えば、ストローを使用することで飲み物が歯に直接触れるのを減らせます

歯磨きが難しいときは、食後に水を飲むだけでも、口の中に残る色素を洗い流す効果が期待できます。

食後は早めに歯磨きをする

着色成分が歯に付いたとしても、食後できるだけ早く歯磨きすることで色素の定着を防げます

外出先など歯磨きが難しい状況では、食後に水でうがいをするだけでも一定の効果が期待できるため、こまめにケアしてみましょう。

歯科医院でのクリーニングを受ける

どれだけ丁寧にセルフケアを行っていても、毎日の歯磨きだけでは落としきれない汚れや歯石が少しずつ蓄積していきます。

歯科医院でのプロフェッショナルクリーニング(PMTC)を定期的に受けることで、ホワイトニングで得た白さの維持につながります。

定期的な施術を受ける

ホワイトニングの効果は永久的なものではないため、白さを保ちたい場合は、定期的に「タッチアップ(追加施術)」を受けましょう。

より白くしたい場合はオフィスホワイトニング、白さをキープしたい場合はホームホワイトニングなど、希望や予算を伝えて、自分に合った方法を提案してもらうといいでしょう。

ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使用する

ホワイトニング効果をうたった歯磨き粉には、着色汚れを落とす成分や汚れを付きにくくする成分(ポリリン酸ナトリウムやハイドロキシアパタイトなど)が配合されているものもあります。

歯を漂白する効果はないものの、着色対策として取り入れることで、ホワイトニング効果を持続させることにつながります。

喫煙を控える

タバコを吸うとタールが付着し、歯が黄ばんでしまいます。

喫煙は虫歯や歯周病のリスクを高め、口臭の原因にもなるため、ホワイトニングをきっかけに喫煙習慣を見直してみましょう。

完全にやめるのが難しい場合でも、本数を減らすだけで着色の進行を抑えることにつながります。

まとめ

ホワイトニングにはさまざまな種類がありますが、仕組みや効果は方法によって異なります。

歯の表面の着色汚れを落とすのみであればサロンやセルフケアでも可能ですが、歯を本来の色以上に白くしたい場合には歯科医院でのホワイトニングが選択肢になるでしょう。

岡山駅西口より徒歩9分の『ふじおか歯科・矯正歯科』ではオフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニングの3種類に対応しており、患者さまのライフスタイルやご希望の白さに合わせたプランをご提案しています。

「ホワイトニングが自分に向いているか不安…」「被せ物がある場合はどうしたらいい?」という方もお気軽にご相談ください。

記事監修者

ふじおか歯科・矯正歯科 院長 藤岡 直也

ふじおか歯科・矯正歯科 院長

藤岡 直也

  • 日本顎咬合学会認定医
  • 国際口腔インプラント学会ISOI認定医
  • 日本口腔インプラント学会 会員
  • ILSC即時荷重研究会 理事
  • Study Group Make A Line 理事
  • 北九州アライナー咬合学研究会 理事
  • MEGAGEN IMPLANT 公認インストラクター
  • Align Educator(インビザラインオフィシャルスピーカー)

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審美歯科・ホワイトニング

セラミック矯正は後悔する?失敗例・リスクと成功させるための歯科医院選びのコツ

セラミック矯正は後悔する?失敗例・リスクと成功させるための歯科医院選びのコツ

「セラミック矯正をしたいけど、後悔しないか不安」
「失敗するリスクはあるの?」
「やらなきゃよかったと思うのはどんなケース?」

セラミック矯正を検討しているものの、上記のような不安や疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

セラミック矯正は、短期間で歯並び・歯の色・歯の形を整えられる治療ですが、前もって治療内容を十分理解しておかないと、後悔につながってしまうこともあります。

セラミック矯正が自分に適した治療なのかを判断するには、治療の特徴やリスクをきちんと理解したうえで検討することが大切です。

この記事では、セラミック矯正とはどのような治療なのか、後悔・失敗例、後悔しないための歯科医院選びのポイントについて詳しく解説します。

セラミック矯正とは

セラミック矯正とは

セラミック矯正とは、健康な歯の表面を削り、セラミック素材の被せ物(クラウン)やラミネートベニアを装着することで、歯並びや歯の色・形を整える治療法です。

「矯正」という名前がついているものの、通常の矯正治療(歯科矯正)とは大きく異なるものです。

ここでは、矯正治療やセラミック治療(補綴治療)との違いを紹介します。

矯正治療との違い

矯正治療(ワイヤー矯正・マウスピース矯正)は、矯正装置によって歯に力をかけて少しずつ正しい位置へ移動させることで、歯並びや噛み合わせを改善する治療です。

治療期間は長くなりますが、自分の歯を動かすことで見た目を整え、健康的な噛み合わせに導きます。

一方、セラミック矯正では歯を移動させることはしません。

歯並びや色、形が気になる際に、歯を削ってセラミックの被せ物をすることで、見た目を整えます。

通常の矯正治療では歯の色や形までは変えることはできませんが、セラミック治療では色や形にこだわることも可能です。

セラミック治療(補綴治療)との違い

セラミック治療(補綴治療)とは、虫歯の治療後や歯が欠けた際に、セラミック素材の詰め物・被せ物を使って歯の形と機能を回復する治療です。

使用する素材はどちらもセラミックですが、セラミック治療は「治療」が目的であるのに対し、セラミック矯正は「審美」が目的であるケースが多い傾向にあります。

セラミック矯正は後悔する?失敗例・リスク

セラミック矯正は後悔する?失敗例・リスク

セラミック矯正は短期間で見た目を整えられる一方で、健康な歯を削るため、慎重に検討しないと後悔につながってしまうリスクがあります。

ここでは、代表的な失敗例と原因を解説します。

天然歯は一度削ると元に戻すことはできないため、失敗例やリスクについて十分理解しておきましょう。

噛み合わせが悪くなった

ワイヤー矯正やマウスピース矯正は、上下の歯全体のバランスを考慮しながら歯を動かすため、治療と同時に噛み合わせも整えられます。

一方、セラミック矯正は、歯の位置を動かすのではなく、被せ物によって見た目を整える治療です。

見た目の改善を優先した結果、上下の噛み合わせのバランスが崩れてしまうことがあります。

噛み合わせが悪いと、特定の歯や顎関節に過度な負担をかけ、頭痛や肩こり、顎関節症を引き起こす原因になることもあります。

セラミック矯正を受ける際は、見た目だけでなく、お口全体のバランスまで考慮した治療計画が立てられているかを必ず確認しましょう。

歯と歯肉の境目が黒くなった

セラミック矯正では、被せ物の装着のために歯を削る必要がありますが、削る量が多いケースでは神経を抜く処置が必要になることがあり、神経を取った歯は黒く変色します。

治療の際にセラミックでしっかり歯の根元まで覆わないと、黒ずんだ歯が見えて歯と歯肉の境目が黒く見えることがあります。

また、セラミック矯正でメタルボンド(金属フレームの外側にセラミックを焼き付けたもの)を選ぶと、金属イオンが歯肉へ少しずつ流れ出し、歯と歯肉の境目が黒ずんでしまうことがあります。

これは「メタルタトゥー」と呼ばれる現象で、治療直後には気にならなくても、数年後に変化に気づいて後悔してしまうことがあります。

こうしたトラブルを避けるためには、素材の特徴や将来的なリスクまでしっかり確認しておきましょう。

歯肉の腫れが続く

セラミックの被せ物と歯の境目にわずかな段差や隙間が生じることがあり、この部分に汚れが蓄積すると、歯肉に炎症が起こり、腫れや出血が続くことがあります。

口腔ケアを丁寧に行うことはもちろんですが、被せ物の精度が低いと歯肉のトラブルにつながるため、歯肉圧排を行うなど精密な型取りが必要です。

歯が並ぶスペースが足りず見た目が悪い

歯並びの乱れは、歯が並ぶスペース不足が原因となって起こることが多いです。

しかし、セラミック矯正では歯の移動は行わず、スペース不足を解消しないまま歯を整えることになるため、歯の形が細長くなってしまうことがあります

結果として、患者さまが理想とする仕上がりと実際の見た目にギャップが生じてしまうことがあります。

理想の色や形にならなかった

「芸能人のような白くきれいな歯にしたい」というイメージで治療を受けたものの、仕上がりが周囲の天然歯から浮いて見えたり、形や大きさのバランスが悪くなってしまったりするケースもあります。

セラミックは色や形を患者さま一人ひとりに合わせて調整でき、他の天然歯と調和する自然な仕上がりを目指すことが可能です。

しかし、歯科医師や歯科技工士の技術が不足していたり、事前の打ち合わせが不十分なまま進めると、「白すぎて周囲の歯と馴染まない」「形が不自然」と感じてしまうことがあります。

特に前歯は笑ったときに目立つ部分であるため、周囲の歯との調和を十分考慮しなければなりません。

痛みや膿が出た

セラミック矯正では、歯の神経を抜く処置が必要になることがあります。

この根管治療が不十分だった場合、後から歯の根の部分で細菌が繁殖し、根の先に膿が溜まって痛みや歯肉の腫れ、膿が生じることがあります。(慢性根尖性歯周炎)

膿や痛みが出ると治療がやり直しになり、追加の治療費がかかるだけでなく、歯への負担も大きくなるため、丁寧な根管治療を行う歯科医院であるかどうかを確認することが大切です。

金属アレルギーが起きた(金属を使った場合)

金属フレームにセラミックを焼き付けたメタルボンドの被せ物を使用した場合、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。

現在ではオールセラミックやジルコニアセラミックといった金属を使わない素材が主流ですが、素材も治療の満足度に影響するため、事前によく確認しておきましょう。

治療した歯が虫歯になった

セラミックそのものは虫歯になりませんが、土台となっている天然の歯は、口腔内の衛生環境が悪いと虫歯になってしまいます。

被せ物と天然歯の境目には汚れが溜まりやすく、ケアが不十分だと歯の根元から虫歯が進行する二次虫歯のリスクが高まるため、十分注意が必要です。

セラミック矯正後は、治療前以上に丁寧なセルフケアを行い、定期的に歯科医院でメインテナンスを受けましょう。

セラミックが破損した

セラミックは硬くて丈夫な素材ですが、強い衝撃によって割れてしまうことがあります。

普段から歯ぎしり・食いしばりの習慣がある方の場合、破損のリスクが高まるため、寝るときにマウスピース(ナイトガード)を装着するなどの対策が必要です。

また、セラミックの歯に過剰な力がかからないようにするためには、歯の型取り・被せ物の精度・噛み合わせの調整といった歯科医師の技術力も重要です。

セラミック矯正は慎重に検討が必要な理由

セラミック矯正は慎重に検討が必要な理由

セラミック矯正は、短期間で見た目を整えられるという点は魅力かもしれませんが、歯の健康や将来のお口の状態に影響を与える可能性があります。

ここからは、セラミック矯正を慎重に検討すべき主な理由について詳しく解説します。

健康な歯を削る必要があるため

セラミック矯正では、被せ物の装着のために健康な歯の表面を削る処置が必要です。

場合によっては大きく削ることもあり、歯の寿命を縮めてしまうことにつながります。

歯を削ったり、神経を取ったりする処置は一度行ったら元に戻すことはできないため、慎重に検討しましょう。

歯の位置や噛み合わせなど根本的な問題は解決できないため

セラミック矯正で見た目は整ったように見えるかもしれませんが、歯の位置や噛み合わせなど、根本的な問題の解決にはなりません

機能的な問題が改善されないことにより、特定の歯に過度な力が集中したり、顎関節に慢性的な負担がかかったりして、顎関節症を引き起こすリスクがあります。

再治療が必要になることがあるため

セラミックの被せ物は永久に使い続けられるものではなく、一般的な寿命は10〜15年程度といわれています。

素材の経年変化や二次虫歯の発生などが原因で、作り直しが必要になることがあります。

再治療の際には、土台となる歯をさらに削らなければならないケースもあり、歯の寿命に影響します。

セラミック矯正が向いている人

セラミック矯正が向いている人

ここでは、セラミック矯正が向いていると考えられる方の特徴について詳しく解説します。

神経を抜かなければいけない歯・すでに神経がない歯が多い

すでに神経を抜いている歯が複数ある場合、セラミック治療が向いている場合があります。

神経を抜いた歯は、矯正治療によって歯を動かそうとすると折れてしまうリスクがあるためです。

また、今後神経を抜かなければいけない歯が複数ある場合は、治療時にセラミックの被せ物を選択することで、歯の治療と審美的な改善を同時に行えます。

どうしても短期間で歯並びを整えたい

通常の矯正治療では、個人差もありますが、歯並びを整えるのに1〜3年ほどの期間がかかることが一般的です。

一方、セラミック矯正の場合は数週間〜数か月程度で歯並びや色、形を整えられるため、どうしても短期間で歯並びを整える必要がある場合に選択されることがあります。

ただし、期間の短さだけを理由にセラミック矯正を安易に選択することは避けましょう。

リスクと将来への影響を十分に理解したうえで、歯科医師とじっくり相談しながら検討することが大切です。

通常の矯正治療でも矯正期間を短縮する方法はあるため、「なるべく早く歯並びを整えたい」という場合は、まずは一度歯科医院で相談してみましょう。

骨が薄く通常の矯正治療が難しい

骨が極端に薄かったり、骨量が不十分だったりする場合、通常の矯正治療が難しい場合があります。

骨が薄いのに矯正治療をしてしまうと、歯根の露出や歯肉退縮などを起こすリスクがあるためです。

このようなケースでは、歯を動かさずに被せ物で見た目を整えるセラミック矯正が選択されることがあります。

セラミック矯正で後悔しないための歯科医院選びのポイント

セラミック矯正で後悔しないための歯科医院選びのポイント

セラミック矯正は歯科医師の知識や技術が仕上がりにも将来の歯の健康にも大きく影響します。

ここからは、後悔しないための歯科医院選びのポイントを紹介します。

審美治療だけでなく矯正治療に対応しているか

審美治療のみを行っている歯科医院では、患者さまの状態に関わらずセラミック矯正が提案されることがあります。

一方、審美治療と矯正治療の両方に対応している歯科医院であれば、口腔内の状態や将来的なリスクを踏まえたうえで、「セラミック矯正が適しているのか、矯正治療の方が適しているのか、両方を組み合わせるべきか」など、症例に応じた提案を受けられるでしょう。

審美性にこだわり精密な治療を行っているか

セラミック矯正は、被せ物の色・形・サイズの精度が仕上がりの美しさを左右します。

精度の高い補綴物を作るには、高品質な素材の選定、精密な型取り、優れた歯科技工士との連携が不可欠です。

こだわりや行っている取り組みについては歯科医院のHPに記載されていることが多いため、確認しておきましょう。

噛み合わせを考慮した治療が可能か

審美性だけを優先した治療では、見た目は整っていても噛み合わせが悪くなってしまうことがあります。

歯の長期的な健康のためには噛み合わせが非常に重要であるため、歯科医院を選ぶ際は、噛み合わせを考慮した治療を行っているかもチェックしておきましょう。

日本顎咬合学会の咬み合わせ認定医といった資格の有無も、歯科医院選びの参考にできます。

丁寧なカウンセリングを行っているか

カウンセリングの丁寧さも忘れずにチェックしておきたいポイントです。

メリットだけでなくリスクや他の選択肢も含めてしっかり説明してくれるか、納得できるまで十分時間をかけて向き合ってくれるかなど、カウンセリング時に確認しておきましょう。

定期検診やアフターフォロー体制は充実しているか

セラミック矯正は、治療後のケアも非常に重要です。

セラミック治療を長持ちさせるための定期メインテナンス、万が一トラブルが起こった場合の対応なども確認しておきましょう。

セラミック歯には保証期間が設けられていることが多いため、合わせて確認しておくといいでしょう。

まとめ

セラミック矯正は、短期間で歯並びや歯の色・形を整えられるものの、健康な歯を削る治療です。

「時間をかけずに美しい歯を手に入れられる」というイメージだけで選んでしまうと後悔につながる可能性があるため、慎重に検討したうえで、信頼できる歯科医師による治療を受けることが大切です。

なお、矯正治療とセラミック治療を組み合わせることによって、セラミックだけで治療した時より審美的で、歯を削る量も抑えて治せる場合があります。

また、この場合、矯正治療だけで治すより、治療期間も短縮できる点もメリットです。

したがって、セラミック治療と矯正をトータルで治療できるクリニックで相談することが、後悔しない治療につながるでしょう。

岡山駅西口より徒歩9分の『ふじおか歯科・矯正歯科』では、セラミック治療と矯正治療の両方に対応しており、患者さまの口腔内の状態とご希望に合った治療をご提案しています。

セラミック矯正について少しでも気になることがある方は、お気軽にご連絡ください。

「今だけ」ではなく「将来までを見据えた治療」を一緒に考えていきましょう。

記事監修者

ふじおか歯科・矯正歯科 院長 藤岡 直也

ふじおか歯科・矯正歯科 院長

藤岡 直也

  • 日本顎咬合学会認定医
  • 国際口腔インプラント学会ISOI認定医
  • 日本口腔インプラント学会 会員
  • ILSC即時荷重研究会 理事
  • Study Group Make A Line 理事
  • 北九州アライナー咬合学研究会 理事
  • MEGAGEN IMPLANT 公認インストラクター
  • Align Educator(インビザラインオフィシャルスピーカー)

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