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コラム

審美歯科・ホワイトニング

審美歯科と一般歯科の5つの違い│メリットとデメリット・治療の種類別の費用相場

審美歯科と一般歯科の5つの違い│メリットとデメリット・治療の種類別の費用相場

口元の見た目は印象を左右するだけでなく、自信や笑顔にもつながる大切なものです。

歯の治療を考えたときに「審美歯科と普通の歯医者は何が違うの?」「自分はどちらに行くべき?」と迷っている方も多いでしょう。

ホワイトニングやセラミックなど見た目を重視した治療は自費診療で高額になるため、費用だけでなくさまざまな点で比較し、自分に合った治療を受けることが大切です。

この記事では、審美歯科と一般歯科の違いをはじめ、審美歯科でできる治療内容や費用相場、メリット・デメリットについて詳しく解説します。

ぜひ最後まで読んで、自分に合った治療選びの参考にしてみてください。

審美歯科とは?

審美歯科とは?

審美歯科とは、歯や口元の「見た目の美しさ」に注目した総合的な歯科治療のことです。

「審美歯科」という名称から誤解されることもありますが、単に「見た目だけを整える治療」ではありません。

虫歯や歯周病を治す、噛む機能を取り戻すといった機能の回復に加えて、「歯の色・形・大きさ・歯並びを理想に近づける」という審美的な改善も同時に追求するのが審美歯科です。

機能的には大きな問題がなくても、歯並びや歯の形、歯や歯肉の色、銀歯などはコンプレックスやお悩みにつながることもあります。

口元のコンプレックスが解消されることで笑顔に自信が持てるようになり、生活の質の向上につながるという精神的なメリットが期待できることも、審美歯科の特徴です。

審美歯科と一般歯科の主な違い

審美歯科と一般歯科の主な違い

審美歯科と一般歯科は、どちらも歯科医院ですが、治療の目的・内容・使用素材・費用など、さまざまな面で違いがあります。

ここからは、審美歯科と一般歯科の主な違いについて詳しく解説します。

治療目的

一般歯科の主な目的は、虫歯や歯周病などの病気を治すことです。

虫歯・歯周病の治療や、噛み合わせの改善などの口腔機能の回復、痛みを取り除き、口の中を健康な状態に戻すといった処置を行います。

一方、審美歯科では機能の回復に加えて、見た目の美しさの向上も重視して治療を行います。

歯の黄ばみが気になる、銀歯を白い歯に替えたい、歯並びを整えたいといった「より美しくする」という要望にも応えるのが審美歯科の役割です。

治療内容

一般歯科では、虫歯の治療、詰め物・被せ物、歯周病治療、抜歯、入れ歯の作製など、口腔内の健康を守るための治療が中心です。

審美歯科では、これらの一般歯科的な治療に加えて、セラミック治療、ラミネートベニア、ダイレクトボンディング、ホワイトニング、歯列矯正、ガムブリーチ(歯肉の黒ずみ治療)など、見た目を改善するための幅広い施術が受けられます。

審美性(見た目の美しさ)

審美歯科と一般歯科の大きな違いが、見た目の美しさです。

一般歯科では使える材料は銀歯やレジンといった保険診療で定められたものに限られ、周囲の天然歯と調和せず、目立ってしまうことがあります。

一方、審美歯科では、制限なくさまざまな種類の素材から患者さまの希望に合ったものを選択できます。

自然な透明感のあるセラミックなどの素材を使用し、歯の形・色・透明感・大きさなどにこだわるなど、より高い審美性を目指すことが可能です。

精度

審美歯科では、機能性と仕上がりの美しさを両立させるために、より高精度な治療技術と設備が求められます

歯の色や大きさ、形などは患者さま一人ひとり異なり、周囲の天然歯との調和を考慮しながら、慎重に色調や形状を調整しなければなりません。

そのため、詰め物・被せ物を製作する歯科技工士の技術力も、仕上がりの精度を左右する重要な要素です。

また、審美歯科では精度の高い治療が求められるため、細部まで拡大して確認できるマイクロスコープ、精密な型取りを可能にする口腔内スキャナー、正確な診断をサポートする歯科用CTなども必要です。

クリニック選びの際には設備面も確認するといいでしょう。

費用(保険診療・自費診療)

一般歯科での治療(虫歯治療、抜歯、歯周病治療など)は保険が適用されるケースが多く、患者さまの自己負担は1〜3割程度に抑えられます。

一方、審美歯科は、見た目の改善が目的となるため、基本的には保険適用外の自費診療となります。

審美歯科でできる主な治療と費用相場

審美歯科でできる主な治療と費用相場

審美歯科では、歯の色・形・歯並びなどを改善するためのさまざまな治療があります。

以下は、各施術と費用相場の目安です。

治療名 費用相場
セラミック治療 約10万〜15万円(1本あたり)
ラミネートベニア 約5万〜15万円(1本あたり)
歯列矯正 約60万〜170万円
ダイレクトボンディング 約2万〜5万円(1本あたり)
ホワイトニング 約2万〜10万円
ガムブリーチ 約1万〜3万円
ガミースマイルの治療 歯周外科:約20〜40万円
ボトックス注射:約1〜5万円

ここからは、代表的な治療の内容と費用相場について詳しく解説します。

セラミック治療(白い被せ物・詰め物)

セラミック治療とは、天然歯に近い白さと透明感を持つセラミック素材の被せ物・詰め物を使用する治療です。

金属を一切使用しないオールセラミックや、強度に優れたジルコニアなど、素材には豊富な種類があります。

見た目が自然なことのほかにも、セラミックは変色や劣化が起こりにくく、プラーク(歯垢)が付着しにくい素材のため、口腔内の衛生状態を保ちやすいメリットもあります。

使用する素材や治療箇所によって異なりますが、費用相場は1本あたり約10万〜15万円程度が一般的です。

ラミネートベニア

ラミネートベニアとは、歯の表面をごく薄く削り、付け爪のように薄いセラミック製のチップを貼り付けて見た目を改善する治療です。

歯の黄ばみや変色、軽度な歯並びの乱れ、すきっ歯など、幅広い審美的な悩みに対応できます。

歯を大きく削る必要がないため、歯への負担を抑えながら、美しい仕上がりを目指せることが特徴です。

費用相場は1本あたり約5万〜15万円程度が目安です。

歯列矯正

歯列矯正は、歯並びや噛み合わせを整える治療です。

見た目の改善はもちろん、噛み合わせが整うことで食事がしやすくなる・発音が改善されるなど、機能面でのメリットも多くあります。

歯列矯正というと、金属のワイヤーを装着するワイヤー矯正を想像する方が多いかもしれませんが、透明で目立ちにくい「マウスピース矯正(インビザラインなど)」、歯の裏側に装着するため装置が見えにくい「裏側矯正」といった方法もあります。

歯列矯正の費用相場は60万〜170万円が目安ですが、範囲や症例、装置によっても異なるため詳細は歯科医院で相談してみましょう。

ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングとは、レジン(歯科用プラスチック)を歯に直接盛り付け、自然な形・色に仕上げる治療です。

歯を削る量を抑えつつ、すきっ歯やホワイトスポット(白いまだら模様)・欠けた歯の修復などさまざまな治療ができます。

費用相場は1本あたり約2万〜5万円程度となります。

ホワイトニング

ホワイトニングは、専用の薬剤(過酸化水素など)を使って歯を本来の色以上に白く漂白する治療です。

コーヒーや紅茶、ワインなどによる着色汚れや、加齢による黄ばみの改善に効果が期待できます。

ホワイトニングには主に3種類あり、それぞれの費用目安は以下の通りです。

  • オフィスホワイトニング(歯科医院で施術)……2万〜5万円
  • ホームホワイトニング(自宅で行う)……2万〜3万円
  • デュアルホワイトニング(オフィスとホームを組み合わせる)……4万~10万円

ガムブリーチ(歯肉の黒ずみ治療)

ガムブリーチはガムピーリングとも呼ばれ、歯肉の色を本来のピンク色に改善することを目的とした治療です。

専用の薬剤やレーザーを使い、歯肉の黒ずみの原因となるメラニン色素を除去して、歯肉の色を改善します。

ガムブリーチは、1万〜3万円程度が費用相場です。

ガミースマイルの治療

審美歯科では、ボトックス注射や歯周外科によってガミースマイルの治療も可能です。

ボトックス注射では、笑うときに上唇を引き上げすぎる筋肉に薬剤を注入し、筋肉の動きを一時的に緩めることで歯肉の露出を抑えます。

歯周外科では、歯肉切除によって歯の露出面積を正常に近づけたり、粘膜切除・縫合を行うことで、唇を上がりにくくし、ガミースマイルを改善に導きます。

ボトックス注射は約1〜5万円、歯周外科は約20〜40万円が費用相場です。

審美歯科のメリット

審美歯科のメリット

審美歯科には、見た目の改善だけでなく、口腔内の健康維持や機能の向上など、さまざまな面でメリットがあります。

ここからは、審美歯科の主なメリットについて詳しく解説します。

より美しい口元を目指せる

審美歯科の大きなメリットが、歯の色・形・歯並びなどを改善し、理想の口元を目指せることです。

ホワイトニングで歯の黄ばみを白くしたり、セラミック治療で歯の色や形を整えたりと、一般歯科の保険診療では対応が難しい悩みにもアプローチできます。

「周囲の天然歯と馴染む色にしたい」「全体的にもっと歯を白くしたい」など、患者さま一人ひとりのご希望に合わせた治療ができることも、審美歯科の魅力の一つです。

コンプレックスを解消でき、自信につながる

「歯並びが気になって笑うときに気になる」「鏡を見る度に歯の黄ばみが気になる」など、お口元のお悩みを抱えている方は少なくありません。

審美歯科の治療でコンプレックスが解消されると、笑顔や会話に対する抵抗感が減ったり、自信につながる効果も期待できます。

審美治療は口元だけでなく、日常生活全体の質を高めるきっかけにもなります。

機能性を高められる

審美歯科の治療は、噛む力・発音・消化機能など、機能面にも良い影響があります。

例えば、矯正治療で歯並びや噛み合わせを整えることで、「発音がスムーズになる」「しっかりと噛めるようになり胃腸への負担が軽減される」といったメリットが期待できます。

口腔内の健康維持につながる

セラミックは銀歯と比較してプラーク(歯垢)が付きにくく、表面が滑らかなため口腔内を清潔に保ちやすいという特徴があります。

矯正治療で歯並びが整うと歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを抑えることにもつながります。

また、審美歯科治療を受けると、患者さま自身の口腔ケアへの意識が自然に高まりやすいこともメリットです。

「この状態を維持したい」と思うことで、日常の歯磨きや定期的なメインテナンスへの取り組みが自然と積極的になり、その結果、長期的な口腔内の健康維持につながります。

金属アレルギーのリスクを軽減できる

保険診療で使用される銀歯には、パラジウムやニッケルといった金属が含まれており、金属アレルギーの症状を引き起こすリスクがあります。

審美歯科で使用されるセラミックやジルコニアは金属を含まない素材のため、金属アレルギーが心配な方にも向いています

ただし、中にはメタルボンド(金属フレームにセラミックを焼き付けた被せ物)のように金属を使用するものもあるため、前もって確認しましょう。

審美歯科のデメリット

審美歯科のデメリット

メリットが多い審美歯科ですが、いくつかのデメリットもあります。

満足のいく治療にするためにも、デメリットについても前もって確認しておきましょう。

保険が適用されず費用が高額

審美歯科の治療は基本的に保険が適用されない自費診療となり、保険診療と比べて高額になります。

自費診療の費用は歯科医院ごとに異なるため、前もって見積もりを確認しておきましょう。

方法によっては歯に負担がかかる

治療によっては、歯に一定の負担がかかる場合があります。

例えば、セラミックの被せ物やラミネートベニアを装着するためには、歯をある程度削る必要があります。

もちろん歯への負担を考慮して処置が行われますが、デメリットや注意点も十分理解したうえで検討しましょう。

定期的なメインテナンスが必要

審美歯科の治療は一度行えば終わりではなく、長持ちさせるために定期的なメインテナンスを受ける必要があります

例えばホワイトニングの場合、少しずつ色が戻っていくため、白さを維持するためには定期的な施術が必要です。

また、セラミック自体は人工物であり虫歯にはなりませんが、土台となる歯は虫歯になる可能性があります。

天然歯と人工物の境目は汚れが溜まりやすく、ケアが不十分だと虫歯が進行するリスクがあるため、日々のセルフケアに加え、歯科医院でメインテナンスを受けて予防に努めることが大切です。

審美歯科についてのよくある質問

審美歯科についてのよくある質問

ここでは、審美歯科についてのよくある質問を紹介します。

Q:審美歯科や一般歯科は医療費控除の対象になる?

A:「治療目的」であれば、医療費控除の対象になることがあります。

例えば、虫歯で削った歯の修復にセラミックの被せ物を使用した場合、機能回復が目的のため、医療費控除の対象になる可能性があります。

一方、純粋に見た目の改善のみを目的としたホワイトニングやラミネートベニアなどは、医療費控除の対象外とされるケースが一般的です。

医療費控除を使用すれば実質的な費用負担を軽減できるため、医療費控除の対象となるかどうか、歯科医師に確認してみましょう。

Q:銀歯・レジン・セラミックの違いは?

A:銀歯・レジン・セラミックでは、素材の特徴や審美性、耐久性などに違いがあります

銀歯(金属)は保険診療で一般的な素材で、安価であるものの目立ちやすく、経年劣化によって変形を起こしたり、金属が溶け出して歯肉の黒ずみ(メタルタトゥー)の原因になることがあります。

レジン(歯科用プラスチック)は、保険適用が可能なものもあります。

白い素材ですが、セラミックと比較すると耐久性や強度で劣り、プラスチックで吸水性があるため変色や摩耗が起こりやすい傾向にあります。

セラミックは費用は高くなるものの、天然歯に近い色調・透明感を再現でき、汚れが付きにくく変色しにくいことが特徴です。

セラミックは硬い素材で寿命は10〜15年ほどと長持ちする傾向にありますが、強い力がかかると欠けたり割れたりする可能性があるため、歯ぎしりや食いしばりがある場合はナイトガード(マウスピース)を装着するなどして対策しましょう。

まとめ

一般歯科が機能の回復を主とするのに対し、審美歯科は機能性と審美性の両方を追求した治療を行います。

費用や審美性、精度などさまざまな違いがあるため、ご自身の希望や状態に合わせてどちらを選ぶか検討しましょう。

岡山駅西口より徒歩9分の『ふじおか歯科・矯正歯科』では、審美性だけでなく、生物学的・構造的・機能的・永続的といった観点にこだわった治療を行っています。

各種審美治療のご相談は無料で行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

記事監修者

ふじおか歯科・矯正歯科 院長 藤岡 直也

ふじおか歯科・矯正歯科 院長

藤岡 直也

  • 日本顎咬合学会認定医
  • 国際口腔インプラント学会ISOI認定医
  • 日本口腔インプラント学会 会員
  • ILSC即時荷重研究会 理事
  • Study Group Make A Line 理事
  • 北九州アライナー咬合学研究会 理事
  • MEGAGEN IMPLANT 公認インストラクター
  • Align Educator(インビザラインオフィシャルスピーカー)

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